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最前線物語

戦争ドラマというか、戦場ドラマというべき作品。戦争、戦況はどんどんと進んでいくが、主人公たちが向かう様々な戦場は、どこに行っても同じ感じだ。予算の都合もあるのだろうが、戦況を見せるような遠景的な要素はなく、ひたすらに個人目線での箱庭的な戦場が描かれている。しかもそこには、友情や恋愛などの人間としての成長もなく、強いヤツは最初から強いし、弱いヤツは最後まで弱く、ドラマというものはあまり感じない。あまりに現実的だ。
それとは対照的に、積み重ねられるエピソードは、印象的で奇抜とも思えるものばかり。戦争という言葉から連想されるような厳しさとかがあまりなく、のんびりとしていて、時にユーモラスな感じで進んでいく。その一方で、人を殺しているのに。あ、MURDER(殺人)じゃなくてKILL(殺害)しているだけなんだった。このアンバランスさが映画を奇妙な感じにしているが、実際の戦争も、個人レベルで見たらこんな感じなのかもしれない。
戦争というものがいかに不条理で、その積み重ねが人を狂わすということをわからせてくれる映画です。少し長過ぎかなあ。

★★★★


監督:サミュエル・フラー
出演者:リー・マーヴィン、 マーク・ハミル、 ロバート・キャラダイン

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