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グッドフェローズ

実話を基にしたドキュメンタリー調のマフィア映画、すなわちアメリカ版『仁義なき戦い』ということだ。しかし、そこはアメリカ&スコセッシ。カッコいい音楽と潤沢な予算で、『仁義〜』とはかけ離れたスマートさがある。マフィアっていいなあと思ってしまうくらい、カッコよく描かれている。まあ、最後にはツケが回ってくるのですが。
映画には特に物語があるわけではなく(まあ現実はそうだから)、ただ幾つものエピソードが描かれている。そのエピソードも、マフィアならではの斬った張ったのドラマチックなものばかりではなく、普段のわりと普通な生活の描写が多い。この、いわゆる外した感じや既成音楽の使い方など、タランティーノ(とその症候群映画)にも大きな影響を与えてるし、映画史の中でも意外と重要な作品だと思う。
この一見退屈そうな映画を面白くしてるのは、登場人物(役者)たちだろう。レイ・リオッタの、現実に一人くらい殺してそうな危なくも哀愁のある眼が、次に何をやらかすのかとつい引き込まれてしまう。そして最高なのがトミー(ジョー・ペシ)だ。『仁義〜』でいうところの大友勝利、いや『仁義の墓場』の石川力夫級のヤクネタ。やっぱりこの世の中で一番怖いのは、道理の通じないキチガイだ。
この映画は、人生の教訓を教えてくれる。クスリは人生をダメにする、キチガイに刃物を持たせてはいけない、母親はいつだってうっとおしい

★★★★★


監督:マーチン・スコセッシ、アーウィン・ウィンクラー、ニコラス・ビレッジ
出演者:ロバート・デ・ニーロ、 レイ・リオッタ、 ジョー・ペシ

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